完ブロチェッカーには読書好きも多いみたいなんで、ここらで1冊紹介させていただきます。
『空中庭園』 角田光代
この人の作品で2冊目に読んだやつ。文庫を買って読んだんだけど、これを手にとった理由はズバリ解説を石田衣良が書いていたから。今やテレビでも頻繁に目にする(『真剣10代 しゃべり場』にまで登場する程の)超露出系作家だけど、なんか言う事がかっこいいんで。
さて、『空中庭園』について。「何事もつつみかくさず」をモットーとする家族とそれをとりまく人々の各視点で書かれてんの。6章で構成されるんだけど、1章につき1人。6人の視点が時間軸とともに移っていく、どの人も不自然でなく、リアルであり、センセーショナル。明るく日常生活を営む家族のそれぞれの秘密とは…。
程よい長さなんで、ポカンと空いた時間とか、眠くない夜とか、一気に読める一冊。
感想としては
♪口づけを 交わした日は ママの顔さえも 見れなかった (レベッカ『フレンズ』)
を思い出しました。まぁ内容とあんまり関係ないけど。
チェキ!