完全ブログ宣言

もうひとつ先へ

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卒業しーずん

春の澄んだ夜。

酔って火照った体に、蒼い風が心地いい。

「2次会行く?」
そう俺に問いかけてきたのはM。

マドンナ的存在ではないが、誰からも好かれるタイプだった。
・・・それは俺も例外でなく。

「んーどうしょうかな・・・ちょっと疲れたわ」

「行こうよ!私はいいけど、Uじはもうすぐ県外行くんじゃろ?寂しくないん?」
そう、俺は卒業したら地元を離れる。
仲のいい男はともかく、女の子と会うのは今日で最後かもしれない。

「Mはえぇんかい。まぁ、あいつも地元じゃもんな」
笑いながら言う俺。Mには彼氏がいた。だから卒業記念に告白なんて野暮なことはしない。

「・・・じゃあいいよ、帰れば・・・」

「ははっ、冷たいな。・・・じゃあ、まぁ、元気でな」

これ以上、Mといるときっと想いを伝えてしまう。
俺は後ろを向き、皆とは違う道へ歩き出した。



にぎやかな音が遠ざかる。



ふと立ち止まり、これでよかったんだと空の闇を見上げる。



「星・・・出とらんね」
Mの声だ。

「なんしとん?2次会は?」
振り返らない俺。

「Uじおらんのに行ってもつまらんよ」
声が震えている。

「おいおい、あいつに怒られるが」
俺も泪を堪え、笑いながら話す。

「・・・私、別れる・・・。あいつより大切な人がおることに気付いたんよ」
振り向く俺。

「私、その人とおる時が一番私でおれるんよ!!その人と・・」

「待って」
Mの目を拭う。

「星、1個でとるで」

「・・・ばか」
俺の服の裾を掴むM。

「・・・行くか、2次会。」

「・・・ばか・・・」

元来た道を歩き出す。



春の甘い空気が2人を包む。








さんっはいっ、きーもーいー




一回やってみたかったんです。パクリをお許し下さい。

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